当院では、初診来院時にインテーク（面接）を公認心理師・精神保健福祉士・経験豊富なカウンセラーが行います。

インテークとは、「援助を求めて、相談機関を訪れた者に行う、ケースワークの最初の段階の面接」という意味です。
医療機関の場合、からだの病気を診る診療科では、患者さんが患った御病気や現在の御様子、生活習慣やアレルギーなどのお話も含めて伺われると思います。
精神科・心療内科では、特に今までの生活習慣や、当院を受診されるまでの経緯なども伺わせていただきます。内容によっては言いづらいこともあると思いますので、お話しいただける範囲で構いません。このインテークについて、
「どうして今までの生活習慣などを聞かれるのだろう？」
と不思議に思われる方もいらっしゃると思います。しかし、これは本当に重要な部分なのです。

こころの病というのは、身体の疾患と違い検査値や画像などで測りづらいため、心理検査や診療のお話の中で病状を判断していきます。わたしたちは、患者さんの【言葉】からこころの病をとらえて、考えながら治療にあたっていきます。例えば「不安」一つとっても、急な症状の場合もありますし、元来的に「心配しやすく不安になる」性質である場合もあるため、治療は必ずしも同一にはなりません。また、「ねむれない（不眠）」というお悩みも患者さんの状況によって治療法が異なってきます。こうした理由から、当院ではインテークを特に重要と考えています。

当院では初診時の予約をWEB予約で受け付けており、一緒にWEB問診も実施できるようにしております。これら問診項目で答えられなかった点、ご自身やご家族から見ても判断に困り、記載しきれない部分もあるかもしれません。当院ではWEB問診で記載していただけた分を参照しつつ、インテークとして、初めて来院された際に、お話を伺わせていただいております。インテークでお話を伺うのは、公認心理師や精神保健福祉士など、精神科診療経験豊富なスタッフです。もちろん、お話し頂く内容については患者様の機密情報になりますので、診療上の守秘義務として細心の配慮において取り扱い致しますので、ご安心ください。