障害者控除という所得控除を受ける際に、税金の状況で勤務先に知られることを心配に思われる方がいらっしゃいます。しかし、対処法があります。障害者手帳を持っていることを知られたくない場合は、確定申告を自分で行いましょう。会社に控除の申請をしなくて済みます。

会社からもらった源泉徴収票から自分で確定申告の手続きを行いましょう。会社に障害を伝えている方は、会社に年末調整をしてもらいましょう。この際に、会社に扶養控除等申告書を提出することによって障害者控除を受けられます。

精神障害者保健福祉手帳の場合は、2年ごとに更新の手続きが必要になります。この際に、主治医の診断書を再度記入してもらう必要があります。精神疾患は、症状の程度に変化がみられたり、症状が良くなったりする場合が多いです。そのため、一定期間ごとに申請する際の状況を判断して審査する必要があります。

行政では、2年ごとという条件を定めています。更新の手続きをする際は、前回の申請から現在までの経過を主治医が診断書に記入しなければならないです。当院でも患者さんの症状や疾患に応じて通院していただいています。障害者手帳の次回の更新まで経過観察を行っています。